子どもは前向きに生きています。
伸びようとする力を信頼し、共に育ちあう保育をめざします。
はだし保育
足の裏は第二の心臓と言われています。足に冷たい刺激を加えると皮膚の抵抗力が増し、血管の収縮作用を強め、体温の放散から身体を守る力がつきます。足先や土踏まずに加わる様々な刺激が、身体全体に伝わり血行を良くし新陳代謝を盛んにします。さらに、神経の働きにもよい刺激となって脳の発達を助けます。裸足で歩くと、足のあおり動作をしやすくします。これが足の裏の筋肉を発達させ土踏まずを作り、下肢の骨も強くするのです。
以上の理由で、年間を通して上靴は使用していません。また、散歩や外遊びでも機会を見つけ裸足で遊んでいます。
自然と共に
自然と共に生きるのは人間の本質です。
人を愛すると同時に、自然の雄大さや、優しさ、厳しさ、感謝の心などを乳幼児期に豊かな感性として、しっかりと培っていきたいと考えています。日々の散歩などでは、動植物はもちろんのこと、四季の織りなす自然の変化に関心を持たせ、感動を伝え、共感することを大切にしています。厳しい北海道の大自然を切り拓き、今の生活をつくってきた私たちの先祖の苦労を受け継ぎ、子どもたちの未来を切り拓く逞しい力の土台となる精神を養うという大きな意味があると考えています。雨の日も散歩に出掛けています。
戸外活動
年間を通し戸外で遊ぶ中で、寒さ暑さに負けない身体をつくっていきます。
土手ののぼり降りや砂利道の歩行、木登りなど仲間と楽しく関わりながら無理なく足腰を鍛えていくのです。年齢に合った活動を通し、たくましい身体を自ら身につけていきます。
畑づくり
1年を通して各々の年齢に見合った畑づくりにとりくんでいます。
4,5歳児は、春の肥料まきから始まり、水やり・草取りなどの大変な作業を仲間と共に行う中で、最後まで粘り強くやる力、協力することなどを身につけていきます。自然の厳しさややさしさを知り、遠い見通しを持って、収穫の喜びへとつなげていきます。
リズム
リズム運動は音楽に合わせて身体を動かす活動です。楽しい音楽のリズムに合わせて身近な物を模倣し、活発な全身運動を意欲的に繰り広げていきます。日常生活の中では使わない筋肉もよく使い、姿勢をよくしていくことを促していきます。正しい姿勢を保持することは脳の働きを育てるための土台であるととらえ、取り組んでいます。
どろんこあそび
子どもたちの働きかけで自由に変化する泥・水・砂は自分でイメージをつくり、形にし、またイメージを膨らませることのできる楽しいものです。その中で子どもたちは、遊びながら五感(見る・聞く・触れる・味わう・嗅ぐ)をみがいています。又、仲間と一緒にダイナミックに遊ぶことで、気持ちも解放されます。
食育
子どもが生活と遊びの中で自らの意欲を持って食に関わる体験を積み重ねていくことはとても大切なことです。食べることを大人や仲間と楽しみながら成長していけるようにしていきたいと考えています。
給食は添加物の少ない調味料(大豆による麹味噌など)を利用しています。ハム・かまぼこなどの添加物の多い食品は極力使用を避けるようにしています。おやつは甘いものを控えるようにし、なるべく手作りにするように心がけています。
畑づくりを通して、自分たちで育てたとれたての野菜を食べ、苦手な野菜を食べられる子も多くいます。又、日常の中でクッキング保育にとりくみ、食材が変化していくのをみながら仲間と楽しむということも行っています。